アーラリンクは、「日本を下から支える」ことを理念に、経済的に困っている人たちを支援する事業を展開しています。特に「誰でもスマホ」は、携帯の審査に通らない人でも契約できるようにし、仕事や生活の基盤を整える役割を果たしています。さらに電気・ガスなどの生活インフラや金融・就労支援にも取り組み、安心して暮らせる環境を作ろうとしています。
行政との連携や口コミを活かしながら、情報が届きにくい人たちにもアプローチしている。少子高齢化が進む日本で、持続的に課題を解決し、自立を支援していくことが僕たちの使命です。
- 目次
- 人がやらないことをやる
- 思いがあれば誰でも活躍できる
- 日本を下から支えるという理念
- 生活に困窮している人のプラットフォームへ
- 「誰でもスマホ」で変える未来
- 困っている人に情報を届ける仕組み
- 挑戦する価値があることに取り組む
人がやらないことをやる
アーラリンクでは、「人がやらないことをやる」という価値観を大切にしています。例えば事業にはいろいろな切り口がありますが、その中で「この視点で切り取ったらオリジナルな価値が生まれるんじゃないか?」と考えながら進めています。
ビジネスでは成功しているモデルを真似てブラッシュアップする方法もありますが、僕たちはそこに一工夫加えたいんです。
例えば僕らが提供している「誰でもスマホ」は、単なる格安スマホサービスではなく経済的に困窮している人でも携帯を持てるようにすることに特化しています。視点をずらすことで独自の価値を生み出しているんです。
思いがあれば誰でも活躍できる
もう一つの価値観は「思いがあれば誰でも活躍できる」です。何のために仕事をするのか、会社に来る意味は何かを考えたときに、「僕たちがやらなければ誰もやらないことをやる」という意義に共感できる人ならどんな人でも活躍できる場を作りたいと思っています。
そのためには、仕事の仕組み自体を工夫し、誰もが価値を発揮できる環境を整えることが重要です。特別なスキルがなくても、当たり前のことを当たり前にやれば成果が出る、そんな会社を目指しています。
日本を下から支えるという理念
僕たちの理念は「日本を下から支えること」です。世の中には富裕層向けのサービスが多いですが、困窮している人を支えるサービスは少ないのが現実です。
特に日本は総中流社会の考え方が根強く、貧困層の存在を認識しづらい面があります。でも、実際には困っている人はたくさんいます。しかも、彼らの多くは「どうしたらいいかわからない」という状態に陥っているんです。
僕たちは、そんな人たちを支え、自立を促すことが、日本の未来にとっても重要だと考えています。福祉コストの増大が問題視されていますが、僕たちのような企業が支援することで、少しでも自立できる人を増やし、社会全体の負担を減らしていきたいと思っています。
生活に困窮している人のプラットフォームへ
僕たちのビジョンは「生活に困窮している人のプラットフォームになる」ことです。
仕事探しから生活インフラ、さらには終活まで、人生のさまざまな場面で困っている人たちを支えられる仕組みを作りたい。具体的には、携帯電話サービス「誰でもスマホ」だけでなく、電気やガスなどの生活インフラ支援、金融サービス、就労支援まで幅広く展開していきます。
すでに行政との連携も進めていて、困っている人がどこに行けばいいかわからないときに、まず僕たちのもとに来てもらえれば何とかなる、そういう存在を目指しています。
「誰でもスマホ」で変える未来
「誰でもスマホ」は、経済的な理由で携帯を持てない人でも契約できるサービスです。携帯の契約には審査がありクレジットカードがないと契約できなかったり、過去に滞納があると審査に通らなかったりすることが多いんです。でも、仕事をするにも携帯が必要で、携帯がないと仕事も見つからないという悪循環に陥ってしまう。僕たちは、そんな状況を変えるために「誰でもスマホ」を展開しています。
このサービスを始めて1年で、すでに3万ユーザーに利用してもらっています。僕の試算では日本には携帯の審査に通らない人が約400万人いると考えています。そのうちまずは100万人の受け皿を作ることを目標にしています。キャリアの審査に落ちたときの「セーフティネット」として機能するサービスを確立し、社会インフラとして定着させていきたいですね。
困っている人に情報を届ける仕組み
僕たちのターゲット層は、情報が届きにくい人たちです。一般的なマーケティング手法では、なかなかアプローチできません。
そこで、行政と連携し、生活に困っている人に直接サービスを届ける仕組みを作っています。また、利用者が新しい利用者を紹介してくれるケースも多く、自然とコミュニティが広がっているのも特徴です。
今後は、生活インフラの提供だけでなく、金融サービスや就労支援にも力を入れていきます。
クレジットカードを持てない人向けのプリペイドカードの発行や、貯金ができない人のための積立サービスの導入も考えています。さらに、仕事探しのサポートも行い、「困っている人がアーラリンクに相談すれば何とかなる」という仕組みを作っていきたいです。